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2018.04.19

魚たちの心地よい暮らしを探る、新たな水景。「waterscape 水の中の風景」を開催

  • 【水の中の温室・気球型】  写真:林 雅之

2018年4月27日(金)から7月8日(日)まで、「waterscape 水の中の風景」を開催します。‌

「waterscape 水の中の風景」は、新しい「水の中の風景」を設計した企画展です。‌
泡や雲、綿毛など、自然物をモチーフにして作られた有機的な造形物により、いきものたちのさまざまな暮らしのシーンを引き出すことに挑戦しました。‌

水中を縦横無尽に泳いで水草を食べる習性を持つ魚(プラティ)の水槽には、空気の入ったガラス製の球体が浮かんでいます。球体の中は温度変化の少ない温室となって水草が育ち、魚が球体の下の開口から自由に球体の中へ出入りして水草をつつく姿を観察できます。‌

また、時々水面に顔を出して息継ぎをするカメ(カブトニオイガメ)の水槽では、いくつもの浮き島が縦に連なった構造物が浮かび、水中の島を足場にカメが息継ぎをしたり、島に上がって甲羅干しをするようすなどが観察できます。‌

水で暮らすいきものたちの生態環境をゼロから探り直した、全く新しい形の水中景観をぜひご覧ください。‌

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【水の中の風景プロジェクト】とは‌
「浮く」「沈む」それぞれの力の作用を意識的にコントロールし、水中で棲息する生物たちの生態環境をゼロから探り直してみる。それが「水の中の風景」というプロジェクトです。‌
2015年に東京銀座で展示。その後、新作を加え2016年2月に台湾台北にて展覧会を開催。作品集「waterscape」も展示に合わせて制作されました。‌
展示した作品はまだプロトタイプの段階ではありますが、いわゆる水槽とは異なる新しい水中景観が存在し得るという可能性を探る試みです。‌

日本デザインセンター 三澤デザイン研究室‌

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【三澤 遥】デザイナー‌
デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。主な仕事に、KITTEやTOKYO BIG SIGHTのロゴマーク、上野動物園「真夏の夜の動物園」の告知物、「UENO PLANET」プロジェクトなどがある。‌

<コメント>‌
waterscapeは、「水の中の風景」を設計したプロジェクトです。‌
水中生物だけに焦点を当てるのではなく、その周辺要素も含め、水中という環境をゼロから捉え直す試みです。いずれの作品もさまざまなトライアル過程の集積の上に造られています。水中世界にはまだまだ可能性が満ちています。その可能性を示す取り組みのひとつとして、本展waterscapeプロジェクトをご覧いただけますと幸せです。

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