コラム
令和8年度 北十間川「いきものワークショップ」を開催しました。
- 活動報告
- AQTION!
「いきものワークショップ」とは?
墨田区在住の小学生とその保護者を対象に、地元にどのようないきものたちが暮らしているのかを学び、観察方法を実際に体験していただくワークショップです。
令和4年に締結した墨田区との連携協定に基づき、地域の皆さまの自然環境や環境保全に対する意識向上を目的として実施しています。
ワークショップのようす
6月13日、5回目となる北十間川でのワークショップを開催しました。抽選で当選した小学生とその保護者を含む20名以上の方々にご参加いただきました。
当日は天候にも恵まれ、絶好の野外観察日和となりました。ワークショップが始まると、まずは川の水温と透明度をチェック。
また、前日にいきものを捕まえるための罠を仕掛けていたので、罠の仕組みについても紹介しました。
観察する川に目を向けると、前日に降った雨の影響で水はかなり濁っていました。
ちゃんといきものが見つかるか不安そうな参加者に、飼育スタッフが「濁った水はいきものたちが見えにくい一方で、魚も視界が悪くなるので、罠に入りやすかったり採集しやすくなったりします。実は、透明度が高ければ良いというわけでもないんですよ!」と説明すると、参加者の皆さんは驚きながらも、うんうんとうなずきながら熱心に聞いていました。
そして、一人ひとりに網が配られ、いよいよ観察がスタート!川の壁に網を沿わせてみたり、草の根元で休んでいるいきものを狙って下からすくってみたりと、それぞれ工夫しながら採集に挑戦しました。
飼育スタッフも、いきものが見つかりそうなポイントを伝えながら一緒に採集を楽しみました。
しばらくすると、「なんかいた!!」「とれた!!」といううれしそうな声があちらこちらから聞こえてきました。夢中で採集に取り組む子どもたちの姿を、橋の上から観光客の方が見守る、ほほ笑ましい光景も見られました。
参加者それぞれのバケツの中には、小さな魚やエビなどが集まり、子どもたちはもちろん、保護者の皆さんもまるで子どもに戻ったかのように目を輝かせながら観察していた姿が印象的でした。
ワークショップで採集したいきものの一部は水族館へ持ち帰り、6階にある「東京のいきもの」エリアに新たな仲間として加わりました。
昨年のワークショップで初めて見つかった「ヤマトシジミ」は今年も確認されたほか、今回はこれまでに記録のなかった「ミミズハゼの仲間」の採集に成功しました!
ミミズハゼはその名のとおり、ミミズのように細長い体をしたハゼの仲間で、ヌルヌルした体で岩や砂利の間をすり抜けるように移動します。
今後も「いきものワークショップ」を重ねることで、これまで見られなかったいきものたちに出会えるかもしれません。
次回のワークショップではどのようないきものたちに出会うことができるのか、今から楽しみです。
こうした観察を継続的に行うことで、地域の自然環境や、そこに暮らすいきものたちの変化を見つめることができます。
すみだ水族館は、今後もワークショップや調査などを通じて地域の環境を見守るとともに、身近な自然に触れる体験の提供や情報発信を続けてまいります。









