2024.08.30
地球には人間以外にも
たくさんのいのちが暮らしています。
食べたり、眠ったり、子育てをしたり。
水族館は多彩ないきものの生活に
ふれられる場所です。
いきものの生きる姿を間近に感じることが
地球環境やいのちの大切さを思う
きっかけとなり、
未来を創造するこどもたちの
チカラを育むことができたら。
AQTIONは京都水族館・
すみだ水族館から発信する、
未来をつくるプロジェクトです。
人間も動物も植物も。海も空も大地も。
地球まるごと、健康でしあわせな
未来をつくることが目標です。
いきものにふれ、近くに感じたからこそ得られるこどもたちの興味関心を育みます。楽しみながら環境問題への気づきや、視野を広げる想像力を養うきっかけづくりを目的とした体験プログラムを実施しています。
すみだ水族館のある東京には、かつて金魚の養魚場がたくさんあり、多くの家で金魚は家族の一員でした。「東京金魚プロジェクト」はそんな東京の金魚文化を未来につなぐことを目的としています。金魚売りがいきものを介して地域のコミュニティーをつくったように、水族館外での活動も展開し、金魚を通して暮らしの中でいきものをめでるやさしい気持ちの大切さも伝えます。
地域のコミュニティーの一員として、行政や地域住民と一緒になって、こどもたちの夢や悩みに寄り添い、感性を育む取り組みをしています。例えば「飼育スタッフになりたい」という夢にスタッフが応えたり、夏の自由研究に水族館が一緒に取り組んだり、こどもたちに水族館に来館する機会を提供したり。水族館が地域の資源となり、こどもたちの豊かな未来を一緒に考える存在になりたいと思っています。
すみだ水族館のある東京でもかつて多くの水生生物がすんでいましたが、ミヤコタナゴ、トウキョウサンショウウオ、ミナミメダカなど、都内のあちこちに生息していたいきものたちが、すみかを追われ、既に絶滅してしまったり、絶滅の危機にひんしたりしています。すみだ水族館では、いきものたちの今を伝えると共に、各種機関と協力しながら種を絶やさないための保全活動にも取り組んでいます。
日本に五つしかない世界自然遺産の一つが、東京の小笠原諸島です。小笠原に生息する魚たちを集めた「小笠原大水槽」ではボニンブルーと呼ばれる独特の濃く、透きとおった小笠原の海の色までも表現しています。また「オガサワラベース」では、小笠原村と提携して絶滅の危機にあるアオウミガメの保全活動も実施。東京にある自然遺産の魅力を多くの方に知っていただく機会を提供しています。
立教大学名誉教授、(公社)日本環境教育フォーラム理事長
日本における環境教育のパイオニアとして環境教育の構築と普及、国際化を主導。またヨハネスブルグサミット(2002)において、日本政府やNGOと共に国連ESD(持続可能な開発のための教育)の10年を提案し、その後の国内外の取り組みを主導し、SDGs推進のためにはESDが必須であるとする2019年の国連決議“ESD for 2030”の流れをつくる。また日中韓政府レベルの環境教育ネットワークであるTEENの設立を始めアジア太平洋地域や環太平洋地域の環境教育/ESDネットワークの構築に尽力。
現在は環境教育の普及やESDによる地域創生、SDGsなどに取り組んでいる。
青森大学客員教授、IUCN-CEC委員、日本環境教育研究所長等。
こどもの育ちとあそびの専門家
慶應義塾大学商学部卒業後、玩具メーカー(株)エポック社にて、知育玩具等の商品企画開発に携わる。その後、KCJ GROUP (株)にてキッザニア東京の立ち上げに参画。子どもの体験アクティビティの開発や学校向けキャリア教育プログラムの開発、環境問題など社会課題と仕事体験を関連付けたプログラム開発などにも関わる。現在は独立し、あそびの専門家として、保育園の立ち上げ支援や親子ワークショップの実践、こどもに関わる大人のための講座や研修等を行う。著作『あそびのじかん-こどもの世界が広がる遊びとおとなの関わり方』英治出版。
約款はこちら 約款改定日:2023年1月5日